










|
「40才超えたらNTG(正常眼圧緑内障)にご注意ください」専用ホームページ
|
|
 |
 |

監修:山上淳吉(JR東京総合病院 眼科)
総監修:北澤克明(赤坂北澤眼科)

ドライアイは、涙の量が少なくなることにより、目の表面(角膜、結膜)を十分に保護できなくなる病気です。病名は“ドライアイ”ですが、必ずしも目の乾きばかりでなく多彩な症状を呈するため、発見が遅れることもあります。コンピュータやテレビゲームなどのOA機器の普及により近年増加しており、目のおかれている環境も問題となっています。治療の基本は涙の補充で、人工涙液とよばれる目薬を使いますが、目の使い方にも注意を払う必要があります。
|
【チェック】
涙の構造
涙は、3つの層から成り立っています。最外層は蒸発を防ぐ脂肪層、まん中が涙腺から分泌される涙液層、最内層は涙液を角膜とくっつけている粘液層です。また涙には殺菌作用を有する成分も含まれており、やたらに洗眼をしない方がよいと考えられています。涙は涙腺から分泌され、目をうるおした後、まばたきにより、涙点から目の外へ排出されます。 |

(1) 裂孔原性網膜剥離
ドライアイの症状は、目が乾く・疲れやすい・ショボショボする・充血する、などの他に、反射性分泌(目が乾燥すると、その刺激で反射的に涙が出ることで、重症例では、この反射性分泌も少なくなる)によりかえって涙っぽくなることもあります。また、アレルギー性結膜炎が悪化しやすかったり、重症の場合は視力障害をきたすこともあります。原因は、さまざまな程度の涙の分泌不足と目のおかれている環境(OA機器の使用によるまばたきの減少、空調、コンタクトレンズなど)が考えられます。
また、ドライアイは全身疾患と関係していることもあり、シェーグレン症候群がそのひとつとして挙げられます。これは、涙ばかりでなく唾液など、粘膜からの分泌が減少してしまう病気です。また、関節リウマチと関連をもつ場合もあります。口の中が乾く、関節炎など、目以外の症状がある場合、内科での検査が必要になります。

(1) シルマーテスト
下まぶたに小さな短冊型のろ紙をはさんで、涙がどのくらい出るかを調べます。綿糸で検査する方法もあります(綿糸法)。
(2) 染色試験
角膜や結膜の表面を特別な色素で染めて、上皮の障害がないかどうかを調べます。正常な場合は染色されません。
(3) ブレークアップタイム
目をぱっちりあけ、角膜の表面が乾きはじめるまでの時間をみます。15~20秒前後が正常です。

(1) 人工涙液
涙の代用として、人工涙液を点眼します。成分は目薬によりさまざまですが、ドライアイでは防腐剤が悪影響を及ぼすこともあり、この場合、防腐剤の入っていない1回使い切りの目薬を試してみます。また、やみくもに市販薬を使用するのは避けるべきで、特に血管収縮剤が含まれている場合、一時的に症状が軽くなりますが、頻回の使用により、かえって悪化することがあり、注意が必要です。
(2) 眼軟膏
痛みが強い場合などの重症例では、眼軟膏を使うこともあります。
(3) 特殊なめがね
めがねにサイドパネルをつけ、その内側にスポンジをつけて常にぬらしておき、めがねの内側の湿度を高くして、目から蒸発する水分を少なくする方法です。
(4) 手術
重症のドライアイには、少しでも残っている本人の涙を少しでも長い間目の表面にとどめておくために、涙の排水口(涙点)を特殊なプラグで栓をしたり電気で焼いてふさぎます。

ドライアイの症状を軽くするためには、パソコン、ワープロ作業などに従事する人は意識してまばたきを増やし、ディスプレイはやや見下ろす角度にします。コンタクトレンズ装用者はレンズの汚れをきちんと落とし、使用時間を極力短くします。このように、ドライアイでは目のおかれている環境に、まず目を向けてみることが大切です。環境とは無関係に調子が悪い場合には、早めに眼科での検査を受けることをお勧めします。

|
 |
 |
|